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隙間の地形と谷の話_Landforms of aout of sight
obi gallery , Tokyo Japan 2024.3.1-18
わからないほうのことを考える。その広い世界の地形とそこに響く音のことを。
あなたが夢で見た上着の色は私にはわからない。
流れる時間を見ているように思える映画も、1秒間に24コマ静止画その隙間の黒を脳が埋める錯覚とか。
黒い隙間、みえていないほうを覗く。
「わからない」という知覚をみとめ、疑問符が重なるような場所を歩いてみる。安易な安息はそこにはないけど。
制作協力: スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団、公益財団法人 小笠原敏晶記念財団、Stiftelsen Lásságámmi、 Galleri Fjærstein、さっぽろ天神山アートスタジオ/ベンキュージャパン株式会社、株式会社堀内カラー、株式会社中央発條製作所
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そのまちのもっとずっとずっと北の谷で新しいなまえをもらった
Gの家でくらし、Gの窓から外をみる
眼前の山の裂け目からは水入り江ごとに石の形が違う
薪の様子をみてもう一度そとを見るとヤギはもういなかった
ヤギははやい
そもそもここは早い
隙間の地形 紙にカーボンコピードローイング 2018-2024
過ぎていくなかで
一瞥で認識できる事だけをを重ねる
意味という焦点を作り出す前の
消えながら沈殿する知覚の痕跡
その隙間から
わからない向こう側を見る事はできるのかしら 浅井真理子
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